YZF-R1の部屋 2005/3/21 旧ページへ

 

99年モデルのYZF-R1に乗っていたが、菅生の体験走行で追突され、修理するのもイヤになったので下取りに出して04モデルを予約したのが2003年秋。ゴールデンウィーク頃には納車できるんじゃないか、というレッドバロン店長の話を鵜呑みにした俺が悪かった… ヨーロッパ仕様車が規制を通らず輸入できなかったため、タマ数が不足してなかなか手に入らない状態。最初の頃出回っていたのはカナダ仕様車ででっかいサイドリフレクターにこれまたでっかいウインカー、そしてブラックフロントフォーク…なんか地味。そんなのやだなー、と思っていたら春頃オーストラリア仕様車の輸入が始まったという。リフレクターはリヤに移り、ウィンカーは小さく、フォークはゴールド。2馬力少ないけどそんなの問題じゃない。店長にオーストラリア仕様がいいな〜、と言うと「今入ってくるのはオーストラリア仕様しかないでしょ」というので安心していた。そうこうしているうちにゴールデンウィークはとうに過ぎ、暑い暑い記録的猛暑の夏も盛りを終え残暑の頃を迎えた。

・2004/夏

ヤマハヨーロッパのHPのアクセサリーのページでタンクプロテクターとシングルシートカウルがあるのを見つけバロンに電話で注文。HPに乗っている部品番号を伝える。

・2004/08/18(水)

以前寄ったときに住民票お願いしますね〜、と店長に言われていた。納車間近だ。夕方電話があり「届きましたよー」 というので明日会社帰りに寄ることにする。住民票はあさっての遅番にでも取るか。

・2004/08/19(木)

バロンに入ると店長に声を掛けたが反応がおかしい。目をそらす。店員も微妙な態度。「R1あるんでしょ?」「そうなんですが…」。店長が「じゃ、ちょっと案内してあげて」と一人の店員に声を掛ける。「んー、すぐ分かるかな…」と聞こえる独り言をつぶやきながら案内する先に赤い04R1がある。全体が見えるように列から引っ張り出してくれる。04モデルの特徴であるパーツごとに独立したデザインのカウル。メットインのような分割風タンク…「ん!」。ブラックフォークでっかいウインカー。そしてでっかいサイドリフレクター カナダじゃんっ! カウンターに戻って店員曰く「すぐ分かりましたよ」。店長「そっか。やっぱり…」。そこへなじみの客のタケちゃんが登場「だから店長、ホームセンターに行ってゴールドペイント買ってくれば、っていったじゃん(笑) でもな、くまだったら車体番号調べかねないな」 あううう。この人たちは…

「だってさぁ、この時期入荷って言ったらオーストラリアしか考えられないから、入荷した時点ですぐ電話したんだよ〜」。そして店長は04R1を入荷した系列店に電話を掛けまくり輸入国を確かめていた。オンラインの在庫表示だと輸入国までは分からないらしい。

見つかったら電話もらうことにして店を出たら裏手でオフ車をいじっていたコクラ君ほか数名がいた。コクラ君曰く「最近のレースだとゴールドはハードな使用に耐えないからブラックが主流ですよ」。ふんっ。俺はゴールドがいいんだ。後知恵だけどmotoGPでもロッシのM1はゴールドだし。 どうでもいいけど立ち話しているうちに蚊に食われた。

その日のうちに電話があり来週には入るという。住民票用意しなくては。

・2004/08/24(火)

住民票取ってバロンに持って行く。もうバイクは入荷していた。こんどこそオーストラリア仕様だった。キーが刺さっていないのにメーター内でLEDが点滅している。眺めているとタケちゃんが来て「モビライザーじゃねーの? なんでも鍵3本付いてきて赤い鍵無くすと下取りの時に10万円かかるらしいよ」という。びっくり。ついでにメットを注文。アライのアストロTR HACKER。カタログで選んだけどこのときはHackerというモデルというのは知らなかった。いい名前じゃん。サイバー(死語)で。タンクプロテクターとシングルシートカウルはまだ見つけられないようだ。

 

 

 

・2004/08/28(土)

前のバイクから保険を切り替えなくてはならないのだけど、更新期限が今月いっぱい。今日保険屋が来るというので午前中にバロンに電話したところ登録はできていた。車検証をファクスで送ってもらうが、複写防止の地紋が邪魔で読めない箇所があるため電話で確かめる。あと3日というところでぎりぎり更新が間に合った。

夕方バロンに代金を払いにFZR-250で行く。ナンバー片手に店長が「乗ってく?」。「250はどうすんの〜」「置いてけば?」。「どうやって(250)取りに来るって」「修理に出したとかいって奥さん(の車)に乗せてもらってくれば」。まー、分かるんだけどさ。納車に一人割きたくないのは。俺もすぐに乗りたいのも事実だし。今日は遅番で今夜出勤なんだけどな… メットも届いていたけど持って帰れないので後日。白だと思っていた地の色はシルバーだった。でもかっこいい。

手に持ったナンバーをR1に付けさせて店長は納車時説明を始める。そして納車。99モデルの時は納車当日に転倒した暗い思い出がある。歴史は繰り返…させない。ゆっくり帰った。99モデルより車高が高くなった割に足つきはいい。車高を比較すると820mm('03) -> 835mm('04)。99モデルのデータではないけど、03モデルまではディメンションは大差なかったはず。これで足つき性がいいのはシート〜タンクの股回りがとんでもなくスリムなためで、ここだけ見れば2気筒と思えるほどだ。メーターはkm/h表示だが、距離計の単位がkmかどうかは確証がない。'99ではメーターはkm/hなのに距離計はマイルだったからだ。あとでプレストのページを調べてkm単位モデルしか無いことが分かる。プレストといえは、'99では英文マニュアルしか付いてこなかったのに今回はプレスト製和訳マニュアルが添付されている。以前はプレストはYSPにしか卸してなかったはずだが、並行輸入されて市場を食われるよりはプレストが輸入代理店になって少しでも稼ごうと言うことだろうか。和訳マニュアルを眺めていたら「推奨シフトポイント」が凄い。表になっていて加速時のシフトポイントは1->2 20km、2->3 30km/h、3->4 40km/h…と書いてあり、その下に減速時のシフトポイントが並ぶ。6->5 25km/h、5->4 25km/h、4->3 25km/h、3->2 25km/h、2->1 - 。つまり25km/hになったら一気に6速から2速までシフトダウンしろ、ということだろうか……(@_@) 違うな。ぜったい誤植だ。コピペして後で直そうと思ってそのまま忘れたに違いない。

走り出してすぐに熱風と輻射熱で太もも周りが熱せられるのが気になった。熱風はカウルの導風口から膝〜大腿の前を、輻射熱はサイレンサへ延びるコネクトパイプから大腿の後ろ側を熱する。そしてR1伝統(?)の熱くなるデルタボックスフレーム。炎天下の信号待ちは熱地獄だ。

途中スタンドに寄り給油。こんどのR1はハイオク仕様(T_T)、12.18L入った。18Lタンクなので5L程度は入っていたことになる。このところガソリンの値段がうなぎ登り。本日はハイオク123円/L。今日から燃費記録を取る。RX-8同様、クリエにSheet ToGoの表計算シートを作ってある。

あちこち写真を撮った。気になったのは歴代R1で問題になった横置きバッテリー。使っているうちに液漏れしてフレームやスイングアーム等を腐食させる。'04モデルでも同じ横置きレイアウト。そのうちビニール袋で包むか。'99モデルの時はそうやっていて特に問題はなかった。もっとも液漏れも起こらなかったので有効かどうかは定かではないが。

それと、そのうち落ち着くだろうけど、チェーングリースの飛びが激しい。また、ユーティリティースペースは全くといっていいほど無い。カッパ程度でさえも入れるところに苦労した。マフラーの熱が心配されたが、防熱対策はしっかりしているようで取り付けステーとボルトの部分にはブラカバーが付いている。カッパはズボンを上着とは別にカウルのふくらみの部分に押し込んだ。しかし、あまり無理に詰め込むとカウルの上下の合わせ目が開いてきて格好悪くなる。なんとかカッパを積むのには成功したが、リヤシートの取り付けがパズルみたいに難しくなった。

・2004/08/31(火) ワックス掛け

2液性のポリマーコーティング剤を使った。ウィルソン製。

リヤのサイドリフレクターを外した。

・2004/09/03(金) 252.6km 初ツーリング。慣らし開始。

RX-8で定番になった葛巻〜早坂〜岩洞コース 約180kmを走ることにする。昨日、岩洞まで往復した分があるのでトータルで250kmになった。まだタンクプロテクターが届かないので透明テープをタンクに貼ったが、岩洞の往復でもう破れてしまった。300kmまでは4000rpm以下で走ることにした。燃費は23.1km/L。

走り出して暑さの次に気が付いたのはショックの堅さ。猫足だった99R1に比べストロークは短くバネは堅くなっている。路面の凹凸を拾って股間にゲシゲシ突き上げてくる。つらいかも… まだハンドリングを語るほど走れていないが、この段階でのインプレを記しておくと、粘っこいくせに向き変えが早いってことかな。決してひらひらしているわけじゃなくて倒し込みに粘りがあり、どの角度からでも同じような重さを感じる。99R1だと進入のブレーキングでしっかりフロントフォークをストロークさせてから体の力を抜くとスッと倒れ込んでその角度を保ってきれいに回り込む感じだったが、04R1は極端な言い方をすればどんな状態からでも倒し込める感じ。99R1と同じポイントで向き変えをしているつもりだが、早いうちにインに付いてしまい二次旋回に入るまでを調整してしまう。もう少しつっこみ気味にして倒し込むポイントを奥まらせるといい感じだ。 エンジンの方はまだ4000rpm以下でしか回してないからパス。でも、音はいい。メカノイズもキュイーンっぽい音でかっこいい。それと、やはりFIのためだろうがキャブ仕様の99R1の反応の緩さと比べるとアクセルの開度そのままレスポンスして くるので、人間の方も素早い対応を迫られる。雑な開け方ができなくなった。 ブレーキは凄い。握り始めと握り終わりの制動力が全く変わらない。握り終わりが甘くなるものだが、こいつはフルブレーキングでも指先に制動力が伝わってくる。これがラジアルポンプか。

・2004/09/04(土) 430.7km 慣らし2週目

今日も葛巻〜岩洞コースの約180km。今日の燃費は20.0km/L。5000rpm以下で。傷防止のためスキー靴の当たり調整シートをタンクに貼るが、剥がれやすいのでブチル両面テープで貼り直す。

・2004/09/05(日) 608.3km 慣らし3週目

今日も葛巻〜岩洞コースの約180km。今日の燃費は19.7km/L。5000rpm以下で。

・2004/09/09(木) 786.0km 慣らし4週目

今日も葛巻〜岩洞コースの約180km。今日の燃費は19.5km/L。6000rpm以下で。

・2004/09/11(土) 964.7km 慣らし5週目

今日も葛巻〜岩洞コースの約180km。今日の燃費は19.0km/L。6000rpm以下で。

・2004/09/12(日) 1144.1km 慣らし6週目。1000km突破。

今日も葛巻〜岩洞コースの約180km。今日の燃費は17.4km/L。7000rpm以下で。

 

 

 

 

 

 

・2004/09/13(月) 1432.6km 慣らし6週目

今日は久慈〜岩泉〜岩洞コースの約290km。久慈に寄ったらいつもの千草のラーメン。今日の燃費は18.8km/L。7000rpm以下で。今日は初めてリザーブになった。F-TRIPメータになってから17km走った。

岩洞レストハウスで足立ナンバーの人に話しかける。アンナ・マリーへの道を聞かれた。キャンプを張るというので、今日は雨が降るからとうちに泊める。

 

 

 

 

 

 

 

 

・2004/09/25(土) 1600km 慣らし終了!

盛岡大仏が見えるところで慣らし終了。3週間だった。次走るときは上まで使ってみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・2004/09/26(日) 今シーズン初めて

田口さんと畑山さんに会った。相変わらずむちゃくちゃ速かった。結局上の回転は使えなかった。ぎくしゃくしちゃうんだよね。倒し込みのタイミングがつかめなくなるし。刀の田沢君にも会っているんだけど、いつだったっけ。

 

 

 

 

 

・2004/10/01(金) サスセッティング

自分なりにいじってみる。まず標準でスノーシェードまで往復。

  1. Fプリ 4.5→6.5、Rプリ 4→1(どちらも弱める)……変わった感じ無し。底突きも感じない。
  2. F伸び 10→20……ハンドルがキョロキョロするかな
  3. F伸び 20→10、R伸び 17→20……倒し込み楽になる
  4. 標準に戻す……やはり重くなった。リーンが遅い
  5. Fプリ 4.5→6、 Rプリ 4→2、F伸び 10→14、R伸び 17→20……とりあえず今のところのセッティング。

なんていうか、乗り方が分からない状態でサスセッティングしても駄目だなぁ。いじってみてもいいとか悪いとか評価できない。

 

・2004/10/07(木) 立ちゴケ(T_T) でも、サスセッティング

少し上り加減の丁字路で一旦停止後、右折をしかけたところ、右から軽トラが来た。右側は物陰になっていて見えづらい。ブレーキをかけたが結構バンクしていたので、止まったとき支えきれなかった。ここでがんばっても腰を壊したら今シーズンは終わってしまうと思い、極力そっと倒した。傷が付いたのはクラッチリンク部のガードプレート、ウインカー下部、ミラー。あとは分からないくらいの傷がアンダーカウルとエアダクト。

以前の99R1ならマフラーまでイったところだが、こいつはセンターマフラー。収納は駄目だし、足熱いしあまりいい印象無かったけど、今回ばかりは感謝した。

新垣セッティングを試してみる。Big machine 2004/07 p110の要点をメモして、順番に試してみた。まず標準に戻してスノーシェードまで往復。

  1. 新垣1。Rプリ2弱(4→2)、Fプリ1弱(4.5→5.5)、R伸び5強(17→12)
    ・直立時の反応早くなる。体重移動、バンクへの反応。
    ・全体の重さは変わらず。
  2. 新垣2。Fプリ1弱(5.5→6.5)、F伸び3強(10→7)
    ・重心の上に乗っている感じが出てきた
  3. 新垣3。F伸び戻す(7→10)、R縮み2強(12→10)
    ・リヤ沈まない。倒し始めの反応早い。シーソーがケツを軸にした感じ。
    ・新垣1〜3の過程で軽快感が出てきた。タイヤが細くなった感じ。
    ・コーナリング中ギャップでリヤ跳ねる。
    ・突っ込みすぎるとリヤが大きくスライド。

あまり好みじゃないかも。

・2004/10/13(水) 新垣で走る

99R1で猫足に慣れたためだと思うが、ダンパーで固めた走り方に慣れない。

帰り道、トンボの大群の中に入ってしまった。思わずブレーキ。山から里へ移動中らしい。

・2004/10/14(木) サスセッティング

プリロードは弱めで決まり。Fプリ6.5(2弱)、Rプリ2(2弱)。足つき性重視(笑)

ダンパーは全て新垣から標準に戻す。

倒し始めのレスポンスがよくなるようにR伸びを3強める。これだけでいい感じになった。結局、プリロード前後2弱とダンパーR伸び3強。これでひとまず完成ということにする。

・2004/11/08(月) おもしろくなってきた

走り方がなんとなく分かってきたような気がする。99R1の時もバイクの反応が分からない間はセルフステアを邪魔している傾向があったけど、今回もそうだったみたい。それに体ごとバイクを倒そうとしていた。ぎっくり腰野郎なので、腰だけで支えるのはつらいため手のひらをハンドルに乗せて下に押しつける感じで状態を腰をアシスト。これだけでセルフステアを妨げずに腰が楽になった。そして、車体を傾けるハンドリングを意識。傾けば旋回する。乗れる感じがつかめてくるとスキーやローラーブレードの動きを思い出す。

こうして慣れてくると、04R1のおもしろみが見えてきた。99R1だとたとえばS字の複合コーナーで一つ目を立ち上がって次のコーナーのアウトに着こうとする切り返しの間、サスが落ち着くのを待っている感じがあった。切り返し部分を二つ目のコーナーのもっと手前で終わらせたいのにそれができずに次の倒し込みが遅れている感じ。それが04R1は「いつでもどうぞ」的なハンドリングで、切り返し始めるまでの手続きが短い。加えて向き変えが早いので、早くインに付ける。加えて強固なスタビリティー。荒れた補修路面の多い湖畔コースでも、まったく意に介さず抜けていく。一度、フロントがハネたときがあった。さすがに覚悟したが何事もなくコーナーを抜けた。OEMタイヤはまるで接地感が無く、サスの性能に頼っている状態だ。

・2004/11/20(土) たぶん走り納め

峠には誰もいなかった。降りる途中、CBR600氏とすれ違った。これが走り納めかな。グローブに穴空いたのでバロンに寄った。夏場は夜遅くまでメンテのオーダーを抱えていたショップも、この季節になると暇そうだ。店長と2時間くらい馬鹿話で盛り上がる。ダイエットの話だの、宝くじが当たったらどうするだの、転職するなら探偵だ、だの… グローブはスピーディのを頼んだ。3掛け頼むよ〜 店長。シングルシートカウルも入手できそう。ヤマハ(ワイズ)扱いじゃないそうだ。見つからないはずだ。これで来春にはシングルシート仕様になるな。 そういえば、前にタグチさんやCBR600氏と走ったとき、新垣セッティングの話になったら、みんなセッティングテータを持ち歩いてやんの。みんな考えることは一緒だなぁ。田口さんはきれいにプリントアウトしたもの、CBR600氏は雑誌の切り抜きを。俺のは鉛筆の手書き;^_^)

・2005/03/03(木) でかいウインカー

オークションで04YZF-R1用ウインカーを落札した。 Q&Aで「欧州仕様の小さいウインカーです」とあったが、届いてみたらでかいじゃん。 出品者に連絡を取ったら、代金と送料お返ししますので、着払いで送ってください、とのこと。

 

 

 

 

 

 

 

2005/03/15(火) シングルシートカウル、スライダ、タンクプロテクタ

ここ数日風邪で伏せっていたが、今日はだいぶ熱下がった 朝測ったら、6度2分。ちと消耗した感じはするけど、大丈夫だな、という感触。 んじゃ、用足し。バロンにバイクの部品(シングルシートカウル、フレームスライダ)を取りに行く。ちょうどタンクプロテクタも届いていた。

 

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