奥さんの車をいじった記録でもしようかというページです。それほどマメにいじるわけじゃないので(なんせ、メインのR1の記事さえ滞ってるし)、ぼちぼちとやっていきます。
だいぶ前(7月8日)に1万円ちょっとで買い「いつでもできるだろうから」と放って置いたやつを、そろそろ寒くなってきたのでつけてやろうかと思い立ち、奥さんも私も休みの日の朝早くから作業を始めました。そろそろバイクのシーズンも終わりに近づいているし、天気はいいしで、さっさと取り付けを済ませて午後は走りにいこう、と思っていたのだけど、そうは問屋がおろさなかった・・・・
買ったのはコムテック社製のBeTime A-03です。オートバックスにて14,800円+ハーネス(Be-863)2,160円。ターボタイマーがおまけで付いています。ターボ車じゃないので必要なかったんですが、アンサバック機能に惹かれました。
説明書を眺めながら、まずはキーの配線に割り込みする専用ハーネスを取り付けます。ハンドルの軸のカバーは下から3本のビスで止まっていて、上のカバーは下のカバーにはめ込んでいるだけなので、引っ張るととれます。キーの根元あたりにコネクタがあり、ここは楽勝。
次はオルタネータのL端子から信号を引っ張ってくるのだけど、ここで目が点に‥‥‥‥‥ オルタネータが奥まっていて手が届かないのです。しかも、エンジンルームと室内の間にケーブルを通せそうな穴もゴムも見あたらない! 困ってしまってベルノにSOSしたところ午後1時くらいまでに配線図などの資料をそろえてくれる、と快諾してくれました。そこで、それまでの3時間ほどを、最近買ったDVD/HDレコーダのセットアップに費やします。(後で考えれば、このとき峠走ってくればよかったんだよなぁ)
ベルノの工場の方に配線図(Fig1/Fig2)のコピーと丁寧なアドバイスをいただき、また帰宅して作業を続行(この時点で2時半)。ここからL端子の信号が取れそうだよ、と勧められた45番コネクタはコンソールの奥で届きそうもありません。配線図とコネクタ配置図とにらめっこして、見つけたのがPGM-FIへ繋がるルート。PGM-FIのコントローラはグローブボックスの陰にあって、そこからでも取れるのだけど、白/青のリード線を追いかけていくと1番コネクタ8番ピンで空き端子になっています。オプションでナビを付けていないためなようです(うーん、ここまで節約するか)。念のためPGM-FIにささっている143番コネクタの10番ピンと1番コネクタ8番ピンの間をテスターで測り導通があることを確認。そこで、1番コネクタの空きピン穴に、手持ちのコネクタからはずした端子を取り付けたところ具合がよさそう。さっそくテスターで電圧を測ると、エンジン回転時に12ボルト、止まるとほぼ0ボルトとなり、正常に取れていることが確認できました。これで難関はクリア。
キーの割り込みコネクタ(専用ハーネス)の青線の電圧を測りながらセルを回すと電圧が無くなるので、。リレーボックスの設定スイッチは2番に設定します。そしてアース線の接続。
あとは、仮組みして動作確認。ちゃんと動きましたが、難点が二つ。一つは受信部(操作部)のコネクタがヤワで、ぐらつくと勝手にセルを回してしまうという、かなり危険な問題。添付の紙切れにもコネクタからでるケーブルはまっすぐにとり回し、かつ、クランプで動かないように止めるように書かれています。たぶん、製造後に不具合が分かったのでしょう(だいたい、無人でセルを回す大事な部分にロックなしのコネクタを使うのがどうかしてますが)。もう一つの難点は、エンジンがかかっているとリモコンキーが使えないことです。エンジンを止めてからリモコンキーで開けるか、手で鍵を回すかのどちらかです。
結局、すべての内装をはめ込み終わったののは5時を回っていてあたりは真っ暗。峠に走りに行き損ない(後で知人に聞いたら、峠は結構人が来ていたとか)、L端子に泣いた一日でした。
私の携帯に「キー回してもエンジン止まらないよ〜」と奥さんから電話が掛かってきました。コネクタのことが真っ先に浮かびチェックしてもらったのだけど異常なし。イニシャライズをもう一度してもらったけど変化無し。あとで理由が分かりました。ターボタイマー。多分うっかりさわって設定されてしまったんでしょう。