FZR-250 EXUP (3HX)
バイク いじり (2004/07/25)


 現在、FZR-250 EXUPに乗っています。これは、友人が2年ほど雨ざらしにしていたものを譲り受けた物で、最初はエンジンも掛からない状態でした。4ストロークのエンジンや負圧キャブをいじるのは始めてで、いろいろ面食らうことも多かったのですが、今は元気に走っています。

 整備記録もかねて、このバイクを譲り受けた時からの記録を書いていこうと思っています。

●これまでの整備記録より


1995/05/23

 某SS氏より5万円で譲り受け名義変更する。とりあえずバイクショップでメンテしてもらい、エンジンが動くようにしてもらい、フロントフォークオイル交換も一緒に頼む。エンジン絶不調。


1995/05/28 6225Km

 マニュアルを手に入れる。2KR-28197-00(\3300)と追補の3HX28197-05(\700)。以前乗っていたRZやガンマは2ストでしかも2キャブだったから簡単だったが、さて、どうしたらいいものか。走行中にエンジンが不調になったとき、ガソリンコックを閉じると回るようになるのはキャブでオーバーフローをしているのだろう。

 エンジンオイル交換。


1995/06/07

 キャブを開けてみる。フロートの動きは悪くないがフロートピンを磨いておく。ニードルの段付き摩耗はちょっと線がはいった程度。ゴム製のニードルなので大丈夫だろう。キャブを逆さにしてフロートでニードルを押さえた状態で息を吹き込むとバルブシートの回りからガソリンがダバダバでてくる。オーバーフローの原因はこれだった。Oリングの劣化。


1995/不明

 ヤマハの純正パーツではOリングだけでは手に入らず、ニードルバルブASSYになるという。4個だと1万円を越えるようだ。仕方ないので、手持ちの燃料ホースを加工して自作してみる。一日がかりで4個作った。

 フロートアーム調整とキャブ間同調を自己流でやる。本当はキャブ間同調はバキューム計がないとできないのだが、キャブを一気筒づつ押さえて回転の落ち具合で判断した。

 モトメンテナンスというバイクの雑誌を見つける。こんな雑誌が欲しかった。


1996/06/06

 フロントブレーキがストロークの途中で渋い感じがするので、マスタシリンダAssy交換。2KA-W0041-00(\2000)。サークリップレンチが無いため、少々苦労したが、かなりいい具合になった。

 プラグ点検。3、4番(進行方向を上とすると右側2個)の外側が錆びている。焼けは1,2番は黒くカーボンっぽい。3,4(特に4)番は電極回りは少し白っぽいが、全体にカーボンっぽい。

 チェーングリスアップ。

 店長に教えられ、ブレーキフルードにキャブのダイヤフラムを漬け込んでみる。1時間ほどで脱脂できる。キャブレタークリーナーで膨潤したゴムを回復させるのが目的。


1996/06/09 7786.9Km

 エンジンオイル交換 カストロGTX7(\780)。


1996/06/17 7832Km

 リヤスイングアームオーバーホール。

 フロントカウルを外す時、右上の埋め込みボルトが回ってしまった。ボルトをエポキシで接着。


1996/06/22

 タイヤ交換。BSのBT-39。フロント100/80-17、リア120/80-17。


1996/06/24 7901Km

 ステアリングオーバーホール。車体はレーシングスタンドに加え、乗用車のジャッキ2台と板を使いエンジン下部で支える。

 フロントホイールは回転も軽く、バランスも良好。しかし、ディスクプレートは少しゆがんでいるようだ。

 フロントフォークにアルミ錆びが浮いているので、ペーパー掛け、ホイールコートで保護。


1996/07/12

 キャブ調整。

 カウルを外すとき、アンダーカウルの最下部ナット(ゴムブッシュ付き)が破損。

 マニュアルに従いフュエルレベル調整。

キャブ番号
調整前(mm) 18.5 19.0 14.5 15.0
調整後(mm) 18.0 17.5 そのまま そのまま

 キャブのニードルクリップ位置を最上段にする。これでミクスチャが薄くなるほず。


1996/08/22 9048Km

 前回のニードル下げは正解だったようだ。キャブレターダイヤフラムとスプリングのへたりで濃くなっていたのだろうか(ほかに経年変化する要素はなんだろう)。

 サーモスタット点検。鍋に水を張り加熱しながら温度を測る。マニュアル通り。異常なし。走行中にかなり水温が上がりレッドゾーン手前までいってしまうのだが、ラジエターの容量不足か。

 チェーングリスアップ

 クランクケース左側オイルのにじみあり。ダウンチューブが干渉しているため、外から手を加えるのは難しそう。

 パンク修理。長さ8mmの真鍮釘のようなものが後輪に刺さっていた。


1996/08/30

 盛岡東署の近くに駐車中、シートをナイフのようなもので切られた。16〜20時の間。被害届を出す。


1996/09/06

 シートカバーを発注。2KR-24711-00(\4500)。


1996/09/10

 シート張り。釘打ち機(タッカ)を買う。5千円ほど。

 モトメンテナンスのシート張り特集が参考になった。場所によってはタッカが入らないところがあるため、ラジペンで押し込む。


1996/09/22

 エキゾースト回り点検。EXUPまで分解してみたが、少々カーボンが溜まっていた程度で支障ないレベル。

 タイヤ空気圧。前後とも0.1Kg/m2ほど減っていた。

 ブレーキシューOK

 クラッチワイアに給油。


1996/10/09

 一週間ほど前から調子が悪かった。出力が落ちたことと、排気音が均一な4気筒の音でなかったので、1気筒死んでいると考えた。

 カウルを外してみたところ、4番キャブのキャブレタジョイント(キャブとエンジン間のゴムジョイント)がガソリンで濡れていた。キャブを外し、フュエルのニップルから息を吹き込むとかすかに空気が漏れる音がする。ニードルバルブの座りが悪いようだ。段付き摩耗を1200番のペーパーに灯油を付けて落としてみたが、効果なし。バルブシート側の穴の回りを重点的に爪楊枝のおしりの側で磨いたところ効果があった。ほかのキャブも磨いておく。

 同調をチェックしてみたところ、4番が弱いようだったので3-4番間のスクリュで調整。

 パイロットスクリュを調整。全体に1〜2回転開く結果となった。

 プラグを焼け型に交換。CR8E。指定はC9E。外したプラグは3番が黒い。1、2番はいい感じ。4番も少し黒い。3、4番は錆びだらけ。プラグキャップはしっかりはまっているのだが。


1996/10/18

 オーバーフロー直らず。

 キャブを分解したところ、3番と4番のフロートニードルのバルブシートのOリング(自作)がだめになっていた。1年くらいしか持たなかったなぁ。3番は再度作り、4番は座りを変えてみたら良くなったがまた再発するだろう。


1996/11/13

 寒くなってきた。ガレージを閉め切って作業している。

 先日、バイク屋へOリングを頼みに行ったのだが、ニードルバルブAssyで4千円近くした。困っていたら探してくれるというので、あとでサイズを測ってみることにする。帰りにノギス購入。\1980。

 以前、Fブレーキマスタシリンダ交換で直ったはずだったが、渋い感じがまた出てきた。レバー回りは軸が錆びていたので錆び落とししたが、あまり変化なし。


1996/11/20

 Oリング入荷。スズキの部品。品番09280-08003、品名Oリング、D:1.3、ID:7.6。


1997/03/18

 今年最初のライディング。バッテリーはすっかり放電していてた。バッテリー液がブリードパイプ側に集まる傾向がある。駐車時サイドスタンド側に傾いているから?

 右端(4番?)のキャブがオーバーフローのようで、走ってガソリンを消費しているうちはいいが、始動時やアイドリング時に不調。このキャブのOリングってスズキのだっけ? 記録がない。


1997/04/07

 スピードメーターが動かない。ケーブルを注文する。920円。

 クボトラの社長が、ミクニの知り合いにOリング頼んでみるとのこと。期待してみる。


1997/05/12 10161km

 オイル交換。ホンダ純正ウルトラGP(SF20W-50)2リットル。

 チェーングリスアップ。

 カウル下部のゴムブッシュ付きナット2カ所を交換(@80円)

 カウルの割れ(スタンド脇の細いところ。以前エポキシで補修したところ)を瞬間接着剤で補修。

 クーラントのリザーバタンクのキャップが無くなったので購入(460円)


1997/05/15

 やはりミクニからは部品の取り寄せができなかったため、以前注文したサイズのものと、1サイズ大きなものをそれぞれ4枚づつ注文する。


1997/06/26 10497km

 フュエルレベル点検。

 調整前

↑進行方向
キャブ 1 2 3 4
(mm) 19.9 21.2 15.4 16

 調整後

↑進行方向
キャブ 1 2 3 4
(mm) 18.7 18.0 18.9 18.6

 フロートアーム

↑進行方向
キャブ 1 2 3 4
(mm) 5.45 5.25 5.40 5.35
調整後 - 5.20 5.50 5.45

 キャブ、バルブシートOリング交換。

 スズキの部品。09280-08005。かなりいい感じで、はめ込むときの手応えもあり、しっくりくる。これで決まりか。

 10日ほど前、クーラントがほとんどなかったので足したが、現在は適正レベル。

 エンジン右側(3、4気筒側)のプラグが錆びる。なぜ?

 相変わらず、クランクケース左側からオイルにじみ。


1997/08/27

 載らずに数日放って置くとエンジン始動時にエンストする。1〜2気筒がかぶっている感じで、モコモコする。しばらくアクセルふかしていると落ち着く。

 キャブ点検する。

 フュエルレベルは正常。かぶる原因が分からない。Oリングのほうはもう大丈夫だと思うが。

 3,4気筒のプラグが錆びる件。シリンダー脇にプラグ穴の水抜き穴が空いているが、サイドスタンドで傾いて駐車していると、水が抜けないために錆びるようだ。

 チェーングリスアップ。


1998/06/01

 リヤスイングアームシャフト両脇のキャップが落ちたので注文(\310*2)

 タンデムシートの皮が破れてきたので注文(\1400)

 次回のキャブ調整に備え(高いもんじゃないし)Oリングを注文(\140*4)


1998/06/05 11643km

 エンジンオイル交換。ヤマハエフェロSF 10W-30

 フュエルレベル(調整前)

↑進行方向
キャブ 1 2 3 4
(mm) 14.2 17.5 15.0 18.0

 フロートアーム

↑進行方向
キャブ 1 2 3 4
(mm) 4.4 4.8 5.6 5.6
調整後 5.0 5.0 5.8 5.7
 なんだか、前回の数値とずいぶん違うなぁ。測り方がおかしいのかな。

 フュエルレベル(調整後)

↑進行方向
キャブ 1 2 3 4
(mm) 18.5 18.0 17.5 19.5

 バキューム計を入手。しかし、気筒間の切り替えができないので、いちいちエンジンを止めながら計る。アイドリングは耳で合わせ、同調調整する。

 水量、エキゾーストの締め付けなど確認。

 フロントブレーキパッド 隙間4.2mmでオーケー。

 リヤパッドは 1.6mm。そろそろ交換時期か。

 チェーン張りはオーケー。グリスアップ。

 タイヤ空気圧、少し抜け気味。


1998/06/29

 キャブのフロートチャンパーのOリング(パッキン)を4個とも交換。\500*4


1998/09/12

 結局、オーバーフローの原因は二つ重なっていたようだ。一つはフロートニードルバルブシートのOリングの劣化。もう一つはフロートチャンバー(ケース)のパッキンの劣化。後者でオーバーフローになると気づかず、手当に時間がかかってしまった。

 キャブレタニードルのクリップ位置を標準位置(3段/5)に戻す。これで息つきが直ればよいが。


1998/09/16

 キャブレタニードルをまた1段目(薄くなる方)へ戻す。

 パイロットスクリュ4回転に(基準プラス1)

 バルブクリアランス

↑進行方向
気筒 1 2 3 4
OUT(mm) 0.28/0.28 0.27/0.28 0.3/0.28 0.26/0.27
IN(mm) 0.13/0.13 0.15/0.16 0.17/0.17 0.18/0.16


1999/09/12 13801km

 タイヤ交換。ブリジストンBT39。フロント\8120、リヤ\11760。工賃\6000、古タイヤ処分費\1000。

 リヤブレーキシューが無いと指摘され、交換。社外品。\4600、工賃\1400。

 オイル交換。ヤマハ エフェロSJ。エフェロはモデルチェンジしたようだ。

 オイルフィルタ交換。ユニオン産業製 MO-004(ガスケット付き)。\1060。


整備記録転載はここまで。


2000/07/13 14984km

 今年に入ってから、リヤブレーキが堅くてひどいときにはペダルが戻らなくなったりするので、シール類を交換する。

 キャリパを後でトルクレンチで締めようとすると、サイレンサが干渉してしまうため、サイレンサも先に外してしまった方が作業性はよい。

 キャリパを外し、ネジ類を緩めようとすると力が入らない。車体に付いている状態で緩めて置いた方が良い。また、マニュアルではピストンを抜くのにエアを吹き込むように指示しているが、コンプレッサーを持っておらず、エアゾールなどの方法では圧が低いので、ブレーキホースを付け直し、ブレーキフルードを満たしてブレーキ圧で押し出してやる。このため、フルードを結構使った。

 ピストンシールはなかなか外れない。割り箸をマイナスドライバ状に削ったもので外してやる。シールがはまっていた溝にはフルードが固化したらしいゲル状のものがこびり付いているので割り箸でこすり取る。陰になった部分は取りづらいので、真鍮ブラシを使った。新しいシールにはグリースが付属していた。

 対向ピストンなので、反対側を外そうとして圧を掛けると、メンテした側の方が動きがよくて外したい方が出てこない。押さえ具(鉛筆削り器を机に止める金具のようなやつ)でメンテした側を押さえると良い。

 マスタシリンダキットはピストンやカップだけでなく、ゴムブーツやサークリップまでセットになっている。ピストンにシリンダカップ2をセットするときはシリンダカップインストラを使わなくともできるが、十分にフルードを塗りつける。

 リザーバタンクホース用フィッティング(樹脂製)を止めているネジは赤錆びだらけで交換したいが、単品設定されておらず(フィッティングも同様)そのまま使用。Oリングは交換。

 フロントブレーキはフルードのみ交換。フロントパッド残り少ない。


2000/10/08 15458km

 フロントブレーキパッドを交換。パッドはDAYTONAのGP PADのRZタイプ。裏書きには

特長
コース、ライディング、天候に合わせて3種類のパッドを用意。タイヤ、キャブセッティングなどと同様の、ブレーキセッティングのための必需品
■RXタイプ−セミメタリック系。耐フェ一ド性に優れ、ウェット走行にも適応する全天候タイプ。
■RYタイプ−アスベスト系。使用温度設定を高くし、連続したハードなブレーキングに対応。耐フェ一ド性が高く耐ウエット性も付加。
■RZタイプ−アスベスト系。高い摩擦係数を持ちチョンガケ等の初期喰い付きに優れる。コーナリング等でブレーキング・ポイントをさらに深く取れ、ラップタイムの短縮が可能。ドライ走行専用。

取付注意事項
*パッドの取付方法は純正パッドの取付方法と全く同じです。各オートバイのサーピスマニュアルを参考にするか、熟練したメカ二ックに取付けてもらって下さい。
*パッドは必すセットで交換して下さい。
*交換時プレーすオイルの、レペルを必ず確認して下さい。
*ディスクローターの汚れはきれいに拭きとって下さい。
*特に新品のパッドをレースで使用する場合には、パッドの効果を最大限に発揮させる為に50km/H程度の速度で通常のブレーキングを100回位行ない、慣らしをして下さい。

とある。

 当初BigBOXに注文して取り寄せてもらったらパッドピンが1本のもので、交換してもらったところ高いグレードのものにしてくれた。(4600円→6000円)

 パッドピンは少々錆びていたので、錆び落とし剤で処理。KUREの製品だが、なかなかよく落ちる。交換作業自体は1時間程度。


2001/04/07 15656km

 バッテリーがだめになってきた。過充電なのかバッテリー液の補充がたびたびで面倒になってきたのでシールド(MF)バッテリー化を検討する。バロンの店長にオフ車でMF化した人がいることとと現在使っているものと同じサイズはないことを教えられる。現在は10Aだがバッテリーケースに収まるサイズだと6Aになる。悩んだあげく6AのMFを購入。隙間は硬質スチロールで埋める。

 試走して2キロも走らないうち(夕顔瀬手前交叉点)にウィンカーを付けたら動かなくなる。押しがけで掛けたものの、そのうちブレーキランプがついてもエンジンが止まる。バッテリーが無くなってきている。やっぱり容量不足かと思ったが、帰宅して測ってみたところ充電電圧がゼロ。オルタネーターからは出力があるので、レギュレーターの不良らしい。マニュアル通りレギュレーターの抵抗を測ってみて異常があることを確認。バロンに注文する。

 前後のスプロケットとチェーンを交換。まえはアファム、後ろはコワース、チェーンはRKのゴールドチェーン。エンジンオイル交換(ホンダ2輪用10W-30 \680*2)


2001/04/18以降 ??????Km

 注文していた部品が届いたため交換する。

 クラッチケーブルを交換したらすばらしくクラッチが軽くなった。もっと早く交換しておくんだった。


2001/05/16 ??????Km

 リヤスイングアームとリンクの点検。全バラで動作チェックとグリスアップ。脚立をバイクをまたぐように立ててバンドで吊ったが、リヤタイヤを外すと重心が高くなるため不安定になった。転倒に気を付けながら気を付けて最後まで作業を続けたが、もっとうまい方法はないかな。

 スイングアームとリンクは状態もよくスムースに動作する。やはり渋い感じがするのはショックユニットだろうか。


2001/??/?? ??????Km

 フロントサスのサスペンションオイルを交換する。一度開けた手持ちのオイルがあり、バロンの店長にきくと古いのは劣化しているけど、換えないよりはいいでしょ、という。

 下のドレンボルトを外してオイルを抜き、規定量のオイルを入れる。スプリングの自由長も測ってみたが使用限度内だった。フロントフォークのキャップボルトを押し込むのにクランプを使ったらだいぶ楽だった。


2002/04/16 17050Km

 クーラントの交換。Soft99製のフラッシング剤を使ったところだいぶほって置いただけあり、R1よりかなり汚れた液が排出された。その後そのまま使えるクーラント(-40℃)を入れ、Soft99製のクーラント補助剤を添加した。

 チェーンの給油。エンジンオイル交換(エフェロベーシック 980円*2)

 キャブレタのニードル位置変更。標準の3段目に。また、エアスクリュも標準の3回転にする。近所走っただけでどこまで変わったか分からない。しばらくアイドリングさせてから少しふかすとエンストしそうになる。回している感じはいいんだが。もう少し走り込まないと。


2002/04/24 17131Km

 フロントフォークの突き出し量をいじってみた。ハンドリングに与える影響に興味があっていわば実験みたいな感じだったのだが、思わぬ好結果となった。10mm引っ込め、ハンドルクラウンから突き出る格好になった。それまでのFZRでは街乗りのようなタイトコーナーでハンドルが切れすぎ、手で押さえなくてはならなかったのだが、突き出し量を増やした結果、バンクに応じた舵角が得られるようになった。また、ハンドリングがシャープになり直線走行時に少し動いただけですぐに反応し、ナーバスになった。

 キャブ調整の方は、街乗りは格段に良くなったのだが、峠で8000rpm以上回しているときにアクセルを開けるといきなりトルクが失われる。以前からの症状だ。空気でも吸い込んでいるかな。


2002/06/?? ???????Km

 キャブのインシュレーター4個を交換する。同時に同調調整。多少狂っているようでだいぶよくなった。それにしても、熱いエンジンの脇から手を入れてスクリューを回すのは大変だ。よく見えないので、手探りで同調スクリューを探すが、軍手をしていても熱い思いをする。何カ所かやけどの水ぶくれができてしまった。


2002/07/11 17386Km

 先日、雨の中を走ったらエンジンが吹けなくなった。アイドリングからアクセルを早めに開けると回転がついてこなくて、もたもたしている。症状からプラグキャップからハイテンションコード周りのリークだろうと思ったが、乾いて数日してもまだ調子が悪い。プラグキャップを外して点検していたところ、1番のプラグの芯が抜けてきた…。ちなみに、水がたまってよくさびるのは進行方向右側の3、4番のプラグだから、さびの影響ではないだろう。4本とも新品交換する。また、ハイテンションコードとプラグキャップをメンテナンス。ラバープロテクタントを吹きかけ、汚れを拭き取る。

 また、オークションで800円で手に入れたエアクリーナボックスに交換する。車載のものは、取り付け部のフランジが折れてしまったため、金属片で押さえつけていた。バンドのネジがプラスネジで、そのまま使ってみたら回しづらいので、車載のヘキサゴンに交換。もちろん、クリーナエレメントも4月に換えたばかりの車載のを使う。車載のを外してみたところ、2番のインテークにはまる部分がこじれて歪んでいる。以前はめたときにうまくはまらないまま押し込んでしまったようだ。キャブの位置関係が揃っていないのかな。今回は潤滑油代わりにシリコン(ラバープロテクタント)を吹きかけてから組み立てたが、少しはスムーズに入ったかな。

 ハンドリングが低速ターンで切れ込まないのはいいが、リーンに反応しすぎるのでフロントフォークの突き出し量を6mmに減らし、リヤを持ち上げるためリヤショックのイニシャルを最強から2戻しにしてみる。雨が降っているので試乗はまだ先になりそう。

 また、7月2日にオークションでFZR250のマニュアル本を3000円で落札。内容は既知の事柄ばかりだが、パーツリストがついているのは助かる。コレクターズアイテムと思えば納得。


2002/07/20 17396Km

 まだ通勤の往復10キロ程度しか乗っていないが、突き出し量とリヤイニシャル調整で、まだフロントから回り込む感じはわずかに残るが、いい感じになってきた。でも、古いタイヤだから無理はしないようにしよう。

 エンジンは始動性、特に暖気後の再始動性が悪くなったが、走り出すと快調。前回のメンテではプラグ交換以外調整はしていない。この1ヶ月でどこが変わったんだろう。

 シートの形状を変更したくて、5月13日にオークションで前後セット2500円で入手したが、スポンジと皮の入手と加工方法が皆目見当がつかない。業者に頼むと何万円もとられるようだし、できれば自分でやりたい。


2002/08/11 17609Km

 オークションで5,000円で手に入れた新品キーセット(キー、メインスイッチ、フュエルキャップ、ヘルメットホルダ、リヤシートロック)を取り付ける。実は複製キーしかもっていないため、純正キーが欲しかったのだった。前のオーナーのS氏がバイクショップから中古で手に入れた時点ですでに純正のキーはなく、複製のキーのみだった。

 メインスイッチはトルクスネジだったため、あわてて工具(ビット交換式のラチェットドライバ。2,280円)を買う。ネジのうちケーブルガイド共締めのネジが猛烈に堅く、少しづつしか回らない。ネジロックがたっぷり塗ってあったためだった。ほかにヘルメットホルダもトルクスネジ。

 最後の仕上げでフュエルキャップをはめるつもりだったが、はまらない。向きを逆にしたらはまった‥‥。フュエルキャップを分解して逆差し防止キーを反転させる。スプリング付きの部品があるため、組み立ては少々面倒。フュエルキャップには「合格」の印がついてあるのだが、どこが合格なんだか‥‥。

 先日買っておいたフュエルラインのホース一式を交換。フュエルフィルターもチェックし、吹いてみて抜けが十分なことを確認。あと、EXUPの紛失していたカバーネジを新品に。

 以前、レギュレータを交換しているので、熱対策で汎用ヒートシンクを貼り付ける。

 キャブ調整。パイロットスクリュを標準の3回転→3回転半に。


2002/09/10 17765Km

 回転数を8000以上にしてパーシャルに保ったあと、ガハ開けするとストールする件。バロンの佐々木さんが思い出した話で、以前おなじ車種を売ったときに同じ症状を訴えられ、障害対応パーツがミクニから出ていることを知って注文したが、すでに廃版になっていたという。確かニードルジェットとジェットニードルだったらしい。ということは、ニードルの減りなどではなく、もともと病気持ちだったということになる。これじゃJNとNJを新品にしても変わらないだろう。知らずに注文するところだった。

 ほかにいい解決法も思いつかないので、ケンソーのバクダンキット(定価25,000)を2万円で買った。セット内容はジェットニードル(4DV1 A74)4本、メインジェット4個が3セット(73、75、77)。車体から外したJNは4DV1、MJは72.5だった。マニュアルの標準どおりの型番。右の写真で上がバクダンのJN。クリップの段数がノーマルより二つ多い7段あり、テーパーの先端に特徴的な刻み目がある。 真鍮の削りだしで、ネットのBBSでも減りやすい、という報告があった。

 最初、MJを73にして試乗。全体にパワー感が出ていい感じなのだが、肝心の症状は変わらず。パイロットを半回転開けたが変わらず。さらに半回転開けたがやはり変わらず。またキャブをばらしてMJを77に変更、パイロットは基準回転(3回転)に戻す。少しは改善された気もするが、思いっきりの空ぶかしで薄い黒煙がでるので濃過ぎのようだ。実際、エアクリーナーボックスを外すとよく回る。結局、MJは73に戻し、パイロットは基準回転数の3回転。

 今回も解決ならずだった。 パイロットジェットの番手をあげればいいのか?


2002/09/14 ???????Km

 7/11の突き出しとリヤイニシャルの変更でフロントが下がったため、ライトが下向きになっている。調整した。だいぶ前に調整したときも、天地左右の調整ネジがどっちかわからず、どっちにまわせばいいのかもわからずにだいぶ迷ったが、今回もやっぱりハマった。下に突きだしているのが左右で、上にあるのが上下の調整。また、左ライトの左右ネジは右回しで左を向く。

 ずっとアイドリングでライトを付けっぱなしにして調整していたら、だんだん暗くなってエンジンが止まった。バッテリー上がりだった。アイドリングでライトを付けていると充電はされないのか。バッテリーの容量が小さくなったのも影響ありだろう。

 リヤサスの動きが悪く不満だったので、ヤフオクで見かけたTZR250のリヤサスを落札して(7千円)付けようとした。長さも取り付け部分のサイズもまったく一緒なのだが、サス上部の取り付け部分の付け根からリザーバタンクへ繋がるフィッティングの出っ張りが車体側取り付け部分の金具(サスの上に、橋を渡したように位置する)にぶつかり、取り付けられそうになかった。


2002/09/27 17854Km

 オークションで入手したOVERのアルミサイレンサー(8000円)を取り付け。エキゾーストに差し込んでからパッセンジャーフットレストブラケットに取り付けようとしたが、遠い…。差し込みを浅くしたうえ、ブラケットを引っ張って少し外側へ広げてから残り1センチ弱をネジで締め込んだ。

 たいして期待もしないで峠を走ってみたが、8000以上のストールにちょっとだけ効き目があった。コーナーの出口で慎重にあければなんとか我慢できるレベルになったので、ちょっと得した気分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2002/10/13 17982Km

 ブレーキメンテナンス。キャリパを外しブレーキパッドピンを抜いてパッドを外したあと、ピストンの側面を磨く。例によってクランプを使って動きを封じる。また、3つ目からは一対の間にラチェットレンチの駒を挟んだ。クレのディスクブレーキクワイエットを使う。指に付くとなかなか取れないが、効き目は確かだった。ただし、説明書通りの10分では十分乾かない。メンテの結果、ブレーキの利きが劇的に良くなり、レバーのポジションが遠くなった。

 キャブの実油面測定と調整。

進行方向左から 1 2 3 4
測定実油面 17.5 17.2 17.7 18.3
フロートアーム 5.00 4.95 測定せず 測定せず
フロートアーム変更後 5.25 5.10    
再測定結果 18.6 18.2 無変更 無変更

 測定ごとに2mm程度は誤差がでる。測定にはビニールパイプを使っているが、そのために精度が出ないのだろうか。

 パイロットスクリュを基準回転数+1回転にする。3000rpmでの調整で、3500rpmへと回転は上がったが実走行はまだ。

 EXUPの調整を開き気味にする。原点調整のビス穴が半分隠れるくらいEXUPのカムを進めた。


2003/06/08 18148km

  テールランプ交換 180円


2003/06/24 18230km

 エンジンオイル交換 2L(ホンダ ウルトラU。SJ 10W-30)。
 クラッチワイヤ、チェンジペダル、ブレーキペダル、サイドスタンド給油。
 冷却水LOWレベル→給水。
 ドライブチェーン張り調整 30mm強→20mm

 燃費 141/8.5=16.6km/L

 ★そろそろリヤタイヤのミゾなし。


2004/06/02 18923km

 エンジンオイル交換(ヤマハ エフェロベーシック)
 ブレーキメンテ ポッド磨き、 フルード交換 (MOTUL DOT4)
 チェーン清掃、グリスアップ


2004/06/04 19123km

 タイヤ交換。BS BT39 100/80-17(9200円、交換料2450円、但しバランス取りできず),120/80-17(13380円、交換料3700円)。合計税込み30160円

 過去1年の燃費

03/07/17 15.7km/L 通勤主体
03/08/23 17.7km/L 通勤主体
03/09/09 19.6km/L 通勤主体
04/03/23 15.8km/L 通勤主体
04/06/03 21.0km/L ツーリング


2004/06/05 ??????km

 ホーンが鳴らないためチェック。音色調整ネジを回したところ、出るようになる。ホーン内部の接触不良か。

 「2002/04/16」でクーラントのフラッシングと交換をしているが、この後水温が上がりすぎることはなく、水温計の半ばで収まっている。


2004/07/23 19375.4km

 ウインカーリレーが死んだ。右カウルをはずして、ウインカーリレーを取り外す。リレーのカバーは簡単に外れ、中にはコンデンサ、抵抗、リレーが入っている。部品の取り付けは半田を使わない挟み込み式なので、コンデンサを外し(極性を覚えておく。抵抗側がマイナス)テスタで計るとショートしていた。コンデンサには容量らしき数字が書いておらず、適当な耐圧16vの電解コンデンサを2個買ってきた。点滅回数を計ると2200μF=13回/10秒、1000μF=30回/10秒で、2200μFにした。コンデンサ2個で240円。

 

 

 


2004/07/25 19470.5km

 グリスアップ。サイドスタンド、シフトリンケージピロボール。

 アクセルワイヤ給油、アクセルグリップグリスアップ(シリコングリス)。かなり軽くなった。

 アクセルカム部に銅テープ2枚張り付け(0.08x2mm。ちょっとだけハイスロ化)。スロットル開度は少しだけ小さくなった。もう少し厚い素材をつかうといいか。アルミ板とか。

 右側スイッチ類分解清掃、グリスアップ 。

 

 

 

 

 

 


 

 

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